ヘッジ取引

資産運用にはリスクがつきもの。そのリスクをできるだけ回避する方法の代表格が「ヘッジ取引」です。

ヘッジ取引の基礎知識

ヘッジとは「回避」という意味で、文字通りリスクを回避する取引のことです。代表的なものに、先物取引やオプション取引とよばれる投資商品を活用する取引方法があります。

少し投資に詳しい人なら、先物取引やオプション取引はハイリスクの代表的な取引と言われているのをご存知だと思います。確かに、巷で“投資に失敗した例”としてよく耳にするものの中に、先物取引やオプション取引が見受けられます。

しかし、これらの投資はレートや株式を少し先取りして売り買いするだけで最小限のリスクやレートで取引が可能になるという、リスク回避のためのヘッジ取引なのです。

ヘッジ取引の特徴と実例

株価の大暴落に備えたヘッジ取引

ここ十数年の間に、リーマンショックや東日本大震災などの影響による大きな株式の暴落がありました。株を持っている投資家が、この暴落で大きな損害を被ったのはよく知られています。とはいえ、こうした大暴落は事前に予測がつかないのも事実です。

ただし、回避するための予防策はあります。例えば、日経平均のプットオプションを購入しておくといいでしょう。

プットオプションは保険のようなもので、いわゆる「売る権利」といわれています。

もし日経平均が下がったとき、このプットオプションを使うことで損害を最小限に抑えることができるのです。これがヘッジ取引です。

「円」の信用力低下に備えたヘッジ取引

日本が赤字大国であることは知られています。実際に日本の債務は1,000兆円を超えているといわれ、非常に厳しい財政状態となっています。もしかすると、将来日本は破産してしまうかもしれません。

もしそうなってしまったら、日本の通貨である円はほとんど価値のないものとなってしまいます。今持っている資産がすべて日本円だったら、その損失は莫大なものになるでしょう。

そこで、少しでも損失をカバーする方法として外貨投資があります。外貨を持っていれば、その分の損失はカバーできるというわけです。これもヘッジ取引です。

経済動向や世界情勢にアンテナをはる

このように、将来的なリスクや不安に備えた資産運用をすることを、総じてヘッジ取引といいます。

ヘッジ取引を有効活用するには、先見の目も必要ですが、「何をどれくらいヘッジ取引として運用するか」もポイントになるでしょう。

資産の大部分をヘッジ取引に向けてしまうと利益が上がらないこともあります。また、元本を保証できる程度をヘッジ取引として運用すれば、大きな利益はないものの損失は少なくて済みます。

いずれにしても、ヘッジ取引を活用するには経済の動向や世界情勢などに対して敏感に入手しておくことが必要でしょう。

元本保証しながらしっかり増やしたい人向けの資産運用法とは>