500万円からの資産運用方法

500万円

資金が500万円あれば、選べる投資方法の幅が広がります。不動産投資にも手が届くようになりますし、幾つかの方法に分散してリスクを減らすこともできます。資金を分けて、ローリスクな投資とハイリスク・ハイリターンな投資両方を行なってみることもできるでしょう。

資産運用の目的は増やすことですから、当然ながら利回りの高い投資方法を選びたいと思うものです。しかし500万円という資金の場合、すべてをハイリスク・ハイリターンの投資に回すのは賢明ではありません。ある程度攻めの資産運用もできますが、油断すると一気に資金を減らすことにもなりかねないため、注意したい金額でもあります。

資産運用の目標を設定する

500万円の資金はある程度まとまった金額です。あまりリスクを取らず少しずつ増えていればいいと思うのか、多少リスクを取ってでもがんばってもっと金額を増やしたいのか、自分が目指すところをはっきりさせておきましょう。500万円では満足できる金額ではなく、たとえば1,000万円くらいに増やしたいと思うなら、何年でそれを達成したいのかも考えておく必要があります。

目標金額、いつ目標を達成したいのかが決まれば、どれくらいの利回りの投資を選べばいいかが分かってきます。しかし目標を高く設定し過ぎて、ハイリスクな投資方法ばかりを選ばないように注意しましょう。

基本的には年利5%以下のもの半分、年利5%以上のものを半分、という割合を目安とすることができます。もっとリスクを抑えたい場合は、元本保証の預貯金や保険を組み合わせましょう。

元本割れリスクが少ない投資を含めておく

リターンは少なくなりますが、500万円の資金のうち、極力元本割れのリスクが少ない投資も幾らかは含めておくべきです。その分残りで攻めの投資ができるようにもなりますので、全体のバランスを取ることにもなります。

定期預金で資産を守る

定期預金は元本保証されていますので、リスクがないのが最大のメリットです。500万円を丸ごと預けたとしてもほとんどリターンがないものの、少しずつでも確実に元本以上のお金を得ることができます。投資に使う資金500万のうち他に預貯金がないのであれば、定期預金という安全な場所にも幾らか取り分けておきましょう。

預貯金は日本円だけではありません。金利の高い外貨で蓄えておくという方法もあります。米ドルやユーロを始め、オーストラリアドルなど外貨預金すれば、日本円の場合よりも高い金利を期待することができます。しかし円高の進み具合によっては将来の受け取り額が少なくなるリスクもあるため、あまり多くを預けすぎないのが良いでしょう。

個人向け国債

満期時に額面金額がそのまま返ってくることに加え、年2回の利息で稼ぐことができるのが国債です。日本の国債は世界的に見てもローリスク・ローリターンで、定期預金に次ぐリスクの少ない投資方法だと言えます。利率が低いので大きく資産を増やすことは期待できませんが、預貯金よりも少し大きなリターンを見込めるのがメリットです。

国が破たんさえしなければ配当を受けられる国債は、かなりローリスクであると言えます。その中でも日本の国債は抜群の安定感がありますが、外国債もそれほどハイリスクというわけではありません。リスクゼロではないものの、一国が破たんすることは滅多にないことを考えると利回りの良い外国債を購入しておくのも一つの方法です。

ローリスクながらも攻めの資産運用も含める

500万円

資金が500万円あれば、リスクを分散しつつ積極的な投資も行なえます。定期預金や国債などローリスクな投資に資金を回しつつ、もう少し利回りの高い資産運用にもチャレンジすれば、効率よく資産を増やすことができるでしょう。

日本株式への投資はローリスクでそこそこリターン

FXや先物取引よりもローリスクで安定しているのが、日本株式での資産運用です。ある程度は勉強する必要がありますが、高度な専門知識や多くの時間を必要としないのが、割安株を見つける方法です。長期的に株を保有し、少しずつ株価の回復を待ち、差額分の利益を得ることを狙います

銘柄選びに迷うかもしれませんが、手堅く業績を伸ばしている大企業で、魅力的な配当がある株を買うこともできるでしょう。国債と同じく倒産のリスクが低い大企業であれば、長期的に保有し配当を得続けることで利益を確保するのも良い方法です。

不動産投資にチャレンジしてみる

アパートやマンションを一棟買いして本格的に不動産投資を始めるためには、500万円という資金では少し足りません。500万円すべてを投入すれば中古アパートなどを買ったり、頭金にしてローンを組んだりもできますが、不動産を運用するとなるとやはり知識が必要です。自己資金が500万円のうちなら、不動産投資ファンドに出資するのが簡単でローリスクでしょう。

不動産投資ファンドに全て任せる場合は、物件選びや建物の管理などに頭を悩ませることはありません。空室や家賃滞納など入居者とのトラブルに対処する必要もありません。初心者でも簡単に始めることができる不動産投資ファンドへの出資では、利回り5~10%ほどを見込めます。ファンド選びはしっかり行なう必要がありますから、評判が良く、実際に話を聞いてみて納得できるところを選びましょう。

太陽光発電ファンドへの出資

エコブーム、そして原発問題が話題になってからは、太陽光発電に注目が集まっています。それに伴い、太陽光発電施設を建設し、そこから得られる電気を売電することによって利益を得るファンドに出資する人が増えています。このような形態のファンドは長期的な運用を行なうことが多く、20年くらいを目安に長期的な運用をすることになります。

契約期間が満期になるまで途中解約して資金を取り戻すことはできないので、自然災害など不測の事態が起きた場合に元本がどうなるのかを確認しておきましょう。日照時間や発電量は毎年大きく変化するわけではありませんので、定期的に利益を得ることができるという点では安定しています。年間分配率は8~10%ほどを見込むことができ、リターンの多い投資方法と言えます。

ソーシャルレンディング

日本でも活用され始めたソーシャルレンディングサービスを使って投資するという選択肢もあります。企業に融資すると思うとハードルが高く、業績が悪くなれば資金を回収できないのではないかという不安を感じるかもしれず、個人でできるものではないと思うでしょう。しかしソーシャルレンディングなら、業者が間に入って複数の企業に出資されるためリスクが分散されます。

融資型クラウドファンディングとも言えるサービスで、利率は年10%前後を期待できます。500万円の自己資金があるなら、50~100万円程度を投資してみるといいかもしれません。業者によりますが、1万円という小口から始めることができるのも特徴で、もっと少額からソーシャルレンディングを行なうこともできます。2018年の調査では貸し倒れ率が1.47%となっていますので、比較的保全性が高い投資になるとも言えます。