定期預金・仕組み預金

定期預金は、銀行などの金融機関に一定期間預け入れる預金のこと、仕組預金は、預金者に対して制限が多くかかる分、金利が高く設定されている定期預金のことです。ここでは金利の高い仕組預金が本当にお得な預金なのか、詳しく解説します。

 資産運用のキホン「定期預金」

資産運用を少しでも増やしたいと考えているほとんどの方が、定期預金をしているのではないでしょうか。

定期預金は普通預金と比べて利率が高く、例えば都市銀行の普通預金利率は0.001%に対し、1年ものの定期預金利率は0.01%となっています(2017年5月現在)。

ペイオフにより1,000万円の上限はあるものの、原則として元本は保証されます。

預入期間は10年など長期のものが多いですが、なかには1カ月や2週間といった短期のものもあります。

定期預金のデメリットといえば、一定期間は引き出せないこと。中途解約もできますが、金利は低くなります。

とにかく元本割れは防ぎたいという方には、定期預金がおすすめでしょう。

仕組預金はお得なのか?

最近、ネットバンクを中心に「仕組預金(新型定期預金)」という商品が流行っています。超低金利時代において、高いものだと年0.3%という金利が人気になっているようです。

一見、お得な商品に見えますが、おいしいものには必ず裏があります。

仕組預金には、預金にデリバティブ(金融派生商品)が付いています。簡単にいえば、預金者に対しての「制限」であり、場合によっては「リスク」でもあるのです。

具体的にどんな商品なのか、一例を紹介しましょう。

満期変動型定期預金

仕組み預金のひとつが、満期変動型定期預金とよばれるものです。

通常、定期預金の満期は預金者が決めるものですが、この預金では満期は銀行が決めることになっています。いつ満期になるのかは、銀行の都合で決まるのです。

金利が高いのはメリットですが、仮に将来、市場の金利が高くなったとしても、銀行が満期を延長することで、いい条件の預金に鞍替えできなくすることも想定されます。

また、原則として解約ができず、解約すると元本割れすることもあります。

外貨特約型定期預金

仕組み預金のもうひとつのタイプが、外貨特約型定期預金です。

外貨預金のようなものですが、どの外貨にするか、満期はいつかなど、銀行側が指定します。さらに為替レート(「特約レート」と呼びます)も指定されます。

これによって、どのようなことが起きるのでしょうか。

例えば、100万円を外貨特約型定期預金で預けたとします。外貨は米ドル、為替レートが1ドル95円に指定されたとしましょう。

満期の日が、円高のため1ドル85円になった場合、円ではなく米ドルで償還されます。円高ですから、これをすぐに円に戻せば、90万円弱(プラス利息分)。実質、10万円以上も損になります。

では円安になった場合は?そうです。満期の日は銀行が決めるのです。つまり、元本割れリスクがとても高い定期預金ともいえるわけです。

こう考えると、仕組み預金は正直オススメできないでしょう。

ミドルリスクの資産運用も検討を

一般的な定期預金は超低金利、少しでも高い仕組み預金だと元本割れのリスクもある…ということであれば、ミドルリスク・ミドルリターンの商品に投資するのも一手。

もちろん、安全資産として定期預金で運用しつつも、分散投資として少額ではじめられる不動産投資信託や株式投資なども検討してみてはいかがでしょうか。

ミドルリスクのおすすめ資産運用について知る>