公社債投資信託

公社債投資信託(こうしゃさいとうししんたく)とは、略して「公社債投信」とも呼ばれるものです。これは投資信託の1つであり、株式ではなく安全性の高い国債や金融債などを中心に運用する方法のことをいいます。

株式に投資を行う株式投資信託と、反対の投資方法だといえるでしょう。

特に長期公社債投信のことを指すケースが多く、株式投資信託とは異なる特徴やメリット、デメリットがあります。それらについて詳しくご紹介しましょう。

公社債投資信託の特徴

公社債投資信託の代表的なものとして挙げられるのがマネー・マネージメント・ファンド(MMF)、マネー・リザーブ・ファンド(MRF)、中期国債ファンド(中国F)です。

株式を組み入れていない投資信託のことでもあるため、株式を組み入れることができるものに関しては公社債投資信託として募集できません。

代表的な3つの特徴についてご紹介しましょう。

マネー・マネージメント・ファンド

マネー・リザーブ・ファンドに比べると、長期での運用になる公社債投信です。元本割れが発生するリスクは非常に低く、魅力的な商品だといえるでしょう。

ただし、基本的に購入から30日以内は解約ができません。この期間中に解約をする場合、信託財産留保額が必要になるペナルティが発生するので気をつけておいてくださいね。31日以降であれば引き出しは無条件です。

マネー・リザーブ・ファンド

短期の債券で運用されているのが特徴の投資信託です。換金性・流動性ともに高く、運用期間は1日となっています。毎日決算が行われ、その残高に応じて分配金が支払われるのが仕組みです。継続は1日単位で自動的に行われます。

購入に関しては1円以上から可能となっており即時解約も可能なのが特徴だといえるでしょう。なお、購入手数料はかかりません。過去に元本割れをしたことは一度もなく、安全性の高い商品です。

注意したいこととして普通預金に近い商品と言われることもあるのですが、こういった関係からか銀行預金に取り扱いを変更する証券会社が出ており、今後は廃止の動きが強まるのではないかといわれています。

中期国債ファンド

追加型の公社債投信のことで、安全性が高いのが魅力です。1円単位で買い付けられるところがほとんどで、1か月経過すれば手数料なしで解約も自由に行えます。収益分配金については運用実績に応じたものが、毎日分配されて再投資は月末に一括で行われるのも特徴です。

ただし、近年は取り扱い量が少なくなってきています。その背景として挙げられるのが商品の特徴が、近年増えているマネー・マネージメント・ファンド似ていることが関係しているでしょう。また、中期国債ファンドから徐々にマネー・マネージメント・ファンドに移行している証券会社も増えてきました。

公社債投資信託のメリット

公社債投資信託最大のメリットともいえるのが、投資信託の中でも非常に安全性が高いということ。その他の投資信託と比べても特に安全性が高いのが大きな魅力です。

公社債投資信託といっても様々な種類があるので、メリットについては一概にはいえませんが、リスクが抑えられるメリットは大きいですね。

できるだけ手堅い方法で投資を行っていきたいと思っている方からも選ばれています。

公社債投資信託のデメリット

国内債券ではなく、高利回りの債券を選択した場合、元本割れが発生する可能性もあります。それならば国内債券を選択すれば良いのでは?と思うかもしれませんが、確かに国内債券は安全性が高い代わりに利回りがほとんど期待できないのです。

また、国内債券であれば100%元本割れのリスクがないとは言い切れません。この点はデメリットとして十分に理解しておきたいですね。

定期預金と似た商品だと言われることがありますが、これは利回りが定期預金程しかないことも大きく関係しています。

資産を増やすことを目的で投資を行う場合、公社債投資信託では思ったような利益が上げられず、苦戦する可能性が高いでしょう。できるだけリスクを抑えて利益を上げるためには、アメリカなどの先進国の外国債券を検討する必要が出てきます。

公社債投資信託まとめ

どちらかというと公社債投資信託よりも、ハイリスクでハイリターンが期待できる株式などの投信も行った上で足元を固めるために公社債投資信託を取り入れている方が多いです。

資産運用を成功させるためには、投資の方法や資産管理を分散させて行うことが重要だといわれていますが、公社債投資信託は安全性も高い方法なので投資が初めての方にも向いているでしょう。

公社債投資信託には株式投信よりも安全性が高いといったメリットがありますが、自分の場合はどちらが向いているのかをよく考えた上で最適な方を取り入れてみるのがおすすめです。

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