株式投資

ミドルリスク・ミドルリターンの資産運用法のなかでも、株式投資とは上場株式会社への出資のことで、証券会社を通じて証券取引所で売買を行います。現在は「投資」と聞いたときに誰もが最初にイメージするほどポピュラーな資産運用法となっています。

株式投資の魅力

売却益で利益を得るほか、配当や株主優待も

株価は経済状況や国債情勢、企業の業績などによって変動しますが、新聞やテレビ、インターネット等から情報が集めやすいという点で、投資初心者でも比較的始めやすい資産運用です。

またミニ株などを利用して少額からでも投資ができ、選択の幅もあるので簡単に始めることが可能です。

購入した株の価格が上がったときに売れば売却益を得ることができるほか、株式の配当や株主優待などを受けることができるのも、株式投資の魅力の一つになっています。

情報が豊富でネットでも購入可能

最近ではインターネットでの取引が整備されているので、売買もスピーディに手数料も安く利用できるようになりました。こうした環境のなか、一日中パソコンの前で売り買いを繰り返すデイトレーダーと呼ばれる人たちも出現しています。

株式投資を始めると、世の中の動きに敏感になりますので、投資で儲けること以外に自分にとってプラスになる副産物的な効果もあります。

株式投資のリスク

株式投資は株価の変動リスクだけでなく企業の倒産リスクがあります。投資金がほとんど戻ってこなくなるという恐怖から、株式投資を敬遠する人もいるようです。

確かに株式投資は元本保証がされるものではありませんし、絶対に安全な株というのは存在しませんが、最初からハイリターンを望まなければ大損するリスクも軽減されます。出来高が大きい大型株や電力株など株価の変動が比較的少ないものもあります。

また、長期的な運用を考えているので個別銘柄に投資して日々の株価変動に一喜一憂したくないという場合は、株式投資信託という方法もあります。

リスクとリターンは連動すると考えてよいですから、株式投資は選ぶ銘柄や商品によってハイリスク・ハイリターンになることも常に頭に入れておかなければなりません。

自分なりのルールを作ってリスクを軽減

株は、買うときよりも売るときが難しいといわれます。上昇時にはどこまでも上がっていくように感じることがあって、タイミングを逃して一気に下がってしまうということもあるのです。また、下がってしまった株価が上昇するまで待つということになると、何年も“塩漬け”状態になってしまう危険性もあります。

株式投資を成功させる秘訣としてよくいわれるのが、「自分なりの規則を作る」こと。20%上昇したら売り、10%下がったら損切りでも売るというように機械的に売買することです。

資産運用としては多少リスクがありますが、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)など、さまざまな株価を判断する指標や材料もありますから、それらをうまく自分のものにできるかが重要です。

資産運用初心者でも安心の株式投資・ミニ株を紹介

単元株数の1/10から取引ができる「ミニ株」

ミニ株とは、単元数に関わらず取引できる単元未満株の一種です。

一般的な株式投資は1口あたり100株、1000株などと単元株数が決まっていますが、ミニ株なら単元株数の1/10から取引することができます。たとえば、単元株数が100株の銘柄なら10株、1000株なら100株で取引可能です。

ミニ株は証券会社が独自に提供するサービスなので、すべての会社が導入しているわけではありませんが、株数に応じて配当金が公平に分配されたり、分割によって新しく発行される株式を得られたりする仕組みは一般的な株式と同じです。

ミニ株のメリット3つ

ミニ株には、一般的な株式投資にはないさまざまな魅力とメリットがあります。

◯メリット1. 少ない資金で投資できる

単元株の場合、1口あたりの株数が大きいので投資を始めるにはまとまった金額が必要になりますが、ミニ株なら最低1株から取引できるので、少ない資金で投資を始められます。

必要な資金は売買する株式によって異なりますが、銘柄によっては数百円~数千円程度で取引可能なので、お小遣いの範囲内で資産運用できるところが特徴です。

少額投資できるということは、リターンが小さいぶん、「リスクも最小限に留められる」ということです。特に初心者は失敗するリスクが高いので、たとえ損をしてもそれほど懐が痛まないミニ株から始めるのがおすすめです。

◯メリット2. 分散投資しやすい

通常の株式は単元株数が多いので容易に分散投資することができず、ハイリスクなところが欠点です。一方、ミニ株は少ない数で取引できるぶん、あちこちの銘柄に分散投資しやすいというメリットがあります。

ひとつの銘柄に集中して投資していると何かあったときに大損してしまう可能性があるので、特に初心者の人は分散投資してリスクを回避しておくことが大切です。

◯メリット3. ステップアップにつながる

投資では知識だけでなく経験を積むことも大事ですが、多額の資金が必要な株式はハードルが高く、初心者はなかなか手が出せないものです。

その点、ミニ株は気軽にトライできるので初心者の投資練習にはもってこい。繰り返し取引していれば投資の仕組みを理解できるようになり、自分なりの戦略なども立てられるようになります。その上で単元株への投資にステップアップすれば、リスクを抑えた堅実な取引ができるようになるでしょう。

ミニ株のデメリット3つ

ミニ株はメリットが多い反面、いくつかのデメリットもあります。良い点と悪い点の両方をきちんと理解し、納得した上で投資を始めましょう。

◯デメリット1. 株主優待を受けられない

株主優待を受けるには投資先から株主と認識されなければならないのですが、ミニ株は証券会社独自のサービスとなるため、企業側に株主として登録されません。そのため、たとえ投資をしても株主優待を受けることができないので注意が必要です。

ただ、証券会社によっては換金可能なものについては保有株数に応じて比例配分し、口座に振り込むというサービスを行っています。

◯デメリット2. 売買可能な銘柄が少ない

ミニ株は証券会社が独自に行っている取引なので、中には取り扱いのない銘柄もあります。

投資したい株式があらかじめ決まっている場合は、その株式に投資できるミニ株サービスが提供されているかどうかを事前に確認しておきましょう。

◯デメリット3. 手数料が高め

最近は数十円からの手数料で取引ができるリーズナブルな株式も増えてきましたが、ミニ株はサービスを提供している証券会社自体が少ないせいか、手数料が総じて高めです。

具体的な料金は証券会社によって異なりますが、1約定あたりの手数料の平均は700円~1,000円に設定されており、コストがかさんでしまうのが難点です。

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