オフショアファンドとは?

金融に関係する話の中で出てくることが多い「オフショアファンド」とはどういったものなのか?についてご紹介します。

オフショアファンドとは何?

「オフショア」という単語を直訳すると海外や陸から離れた場所を意味しています。

オフショアファンドとは、タックスヘイブンと呼ばれるファンドの規制や税制がゆるやかな租税回避地に登記上の本拠地を置いて資産の運用を行う投資信託のことです。

タックスヘイブンはオフショア地域とも呼ばれており、税金がとても安い国がこれに該当します。税金に関する条件の良い国では比較的高利回りが期待できるため、そこに注目した投資方法だといえるでしょう。

具体的にどういった国・地域がタックスヘイブンに該当するのか?というと、香港やマカオ、シンガポール、スイス、サンマリノ、ルクセンブルク、バハマなどです。

オフショアファンドのメリット

オフショアファンドを行うメリットはどこにあるのでしょうか?

日本より税率が低い国で運用ができる

税率は国によって大きく異なります。日本は世界の中でも税金が高い国だといえるでしょう。税金が高くなるということは運用で利益が出たとしてもマイナスされる分が大きいことを意味しているので、それならば税率の低い国で資産運用を行おうと考えられたのがオフショアファンドです。

税金面での優遇が受けられるため、日本の税金の高さに頭を抱えている投資家の方もチェックしてみてくださいね。

例えば香港の場合、キャピタルゲイン税とインカムゲイン税は0%です。つまり、投資で出た利益から税金を引かれることなく再投資ができるということ。日本ではどちらも20%の税率がかけられるので、このあたりは非常に大きな違いになってきます。

様々な商品の取り扱いがある

投資をしているものの、国内では魅力的な運用商品がなかなか見つからない…と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。ですが、オフショアには実に様々な運用商品が存在しています。

これは税金に関する規制が少ない地域だからこその特徴だといえるでしょう。税金面で得をすることもあり、投資家により多くの還元ができる商品が集まっているのです。

豊富な運用商品の中から選びたいと思っている方にもオフショアファンドが向いています。

日本では取り扱っていないようなファンド・保険なども多数あり、その中には元本を保証しているタイプのファンドも存在しているのが魅力です。

オフショアファンドのデメリット

メリットばかり注目されがちなオフショアファンドではありますが、次のようなデメリットもあるのでこちらもおさえておきましょう。

使用言語が日本語ではない

当然のことですが、利用するオフショアセンターによって使用する言語が異なります。基本的には英語でやりとりをすることになるでしょう。契約書に関しても英語となっているわけですが、契約書には非常に大切なことが書かれているため、100%理解しておかなければなりません。

もしも後から何か予想外のトラブルが起こり、それが契約書に書いてあったものの自分が理解できていなかったとしても、それは自己責任になってしまうわけです。何となく英語がわかる、単語が読める程度ではオフショアファンドで投資を行っていくことは難しいといえるでしょう。

もしも英語力が低いもののそれでもオフショアファンドに挑戦してみたいと思っているのであれば、とりあえずやってみるのではなく、まずは英語の勉強をした方が安全です。

為替の影響を受ける

オフショアファンドを取り扱おうと思った場合、ほとんどは米ドルで運用されていることをおさえておきましょう。場合によっては為替レートの変動により為替差損が発生する可能性もあります。

実際にオフショアファンドを行うには?

実際にオフショアファンドを行いたいと思った場合、どうすれば良いのでしょうか。基本的には投資のプロとも呼ばれている「IFA」に運用ファンドの決定を含め行ってもらうことになります。

IFAとは金融機関に所属することなく投資家のサポートを行ってくれる存在のことではありますが、すべてお願いするから英語ができなくてもいい、投資の知識も必要ないと考えるのではなく、できるだけリスクを少なくするためにも十分な英語力と知識を身につけておくことが必須だといえます。

自分自身で直接オフショアファンドの商品を購入する方法もありますが、万が一なにかあった時のサポートが受けられないため、初めのうちは代理店や投資助言会社を通したり、販売会社である金融機関を通して購入しましょう。

使われている言語が日本語ではないということもあり、語学や海外での税金などに関してしっかり勉強できる方に向いている投資方法だといえます。