30代・40代のおすすめの資産運用とは

30代から40代になると、ある程度の社会的地位を築き資産の貯えが増えていく一方で、子どもの教育費や住宅ローンの返済、老後資金の準備など支出も増える年代です。

これからのライフイベントや家庭の状況などから必要なお金を計算し、計画的に資産運用をしていくことが、この年代のポイントといえるでしょう。

学資保険で教育費は足りるのか

学資保険

お子さんがいる家庭であれば、この年代で支出の大きなウエイトを占めるのは、子どもの教育費でしょう。

特に40代は、子どもが高校生・大学生になるころです。

一般的に、公立高校と国立大学の入学金と年間授業料をトータルすると、おおよそ1,000万円が必要になるといわれています。

私立に通わせればさらに高くなりますし、私立の医学部・歯学部に通うとなれば年間の授業料だけで1,000万円になる大学もあります。

それに備えて、満期金が200~300万円くらいの学資保険に加入されている方も多いと思いますが、不足するのは明らか。しかも、積立利率は普通預金の利子率よりも極めて低いのが一般的です。

30代~40代が資産を有用に増やすには

もちろん、こうした学資保険で貯えをつくることも重要ですが、30代~40代であればこれまで蓄えてきた資産を有効に運用して増やしていくことも検討してみましょう。

資産運用といえば株やFXなどを思い浮かべるかもしれませんが、大切な教育資金を蓄えることを考えると、リスクがある程度おさえられ、長期的に運用できるものを選ぶほうがおすすめ。

またリスクを分散させるためにも、分散投資をしていくほうがよいでしょう。

こうした条件に見合うのは、ミドルリスクの投資信託です。

ミドルリスクの運用で着実に資産を増やす

運用をしていくのはファンドマネージャーなどのプロですから、株や投資に関する知識がない方でも始められますし、時間や手間もかかりません。

また、投資信託の投資先は数十社から数百社にもなりますので、仮に1社2社が倒産しても影響は少なく、分散投資としても有効です。

投資信託で得られた利益は配当金として投資家に配布されますが、普通預金の利子率と比較しても高いので、着実に資産を増やしていくことが可能です。

このように資産運用をしながら、教育資金を増やしていくことも検討してみてはいかがでしょうか。

40代の理想の資産ポートフォリオを解説

40代にとって理想の資産ポートフォリオ(具体的な金融商品の組み合わせを考えた資産配分)の考え方で大きなポイントとなるのは、「多少のリスクは許容範囲であるものの、資産を大きく減らすようなハイリスク投資は避ける」ことです。

元々の資産が少なく、仮に損をしても取り返せる期間・環境が作りやすい20代などの若い世代なら、ハイリスクでもリターンが見込める株などを中心に投資するのもいいでしょう。

しかし40代ともなると、せっかくこれまで努力して積み上げてきた資産を大きく減らしてしまった場合、取り返せる期間や環境が限られてしまう状態になりかねません。40代からのハイリスク投資は避けておくのが吉。

逆にローリスクに徹してしまうと、リターンの魅力が激減してしまうのも事実。たとえば、業績が堅実な債権・国債に限定した投資はローリスクですが、それだけではどうしてもリターンが物足りません。

特に国債は現在利回りが極めて低いため、安全性以外は魅力的ではありませんね。

そこでおすすめしたいのが、先にご紹介したミドルリスクとなる投資信託です。

投資信託とはいえども、その内容は様々。中には比較的ハイリスクなもの・ローリスクなものが存在します。

特にローリスクといえるのは国内債券型投信で、その次にローリスクなのは外国債券型投信です。

そこからさらにリスクの低い順に並べていくと、債券や株式など複数の資産に投資するバランス型投信・国内不動産投信(J-REIT)・国内株式型投信・海外不動産投信・海外株式型投信……という順になります。

海外株式型投信および海外不動産投信が投資信託の中ではハイリスクな部類となるわけですね。

こうした数ある投資手段の中で最もミドルリスクなのは、バランス型投信や国内不動産投信(J-REIT)などです。また、元本保全のためのシステムを整えている「みんなの大家さん」も、J-REITと同等の不動産投信であると考えられます。

安全な国内債券型投信とハイリスクな海外株式型投信・海外不動産投信にある程度振り分けて帳尻を合わせながらも、バランス型投信や国内不動産投信に重点を置いて体制を盤石にする形が40代の方にはおすすめ。

投資信託は今ある資産のすべてを回していいというわけではありません。

「特に使い道が決まっていない」「一応使い道は考えているが、実際に使うことになるのは10年以上も先のことである」など、使い道が明確になっていない・当面は必要としないお金を回すのが正解です。

子どもの学費として使うなど、近いうちに使うことが決まっている資金や、備えとして最低限持っておくべきお金は、元本がしっかり守られる預貯金や個人向け国債などに回しましょう。

40代のライフイベントに合わせた資産シミュレーションを紹介

入学金

40代はお金にまつわるライフイベントが特に多くなる年代。

収入に関しては増収が見込めますが、それ以上に増えてくるのが支出です。

子どもがいる家庭では中学・高校・大学への進学にともなう学費や、塾や予備校などの費用……と教育費がかさんできます。

また、40代は住宅費も重くのしかかる年代ですね。

国土交通省の平成24年度住宅市場動向調査によると、注文住宅・分譲住宅・中古住宅のいずれも、初めて住宅を購入する人の年代は30代が一番多いのですが、それに次いで多いのが40代なのです。

さらには老後の資金・親世代の介護費用等についても、考え始める必要がある年代なのです。

働いて返済できる期間がたっぷりある20代・30代とは異なり、40代の住宅購入は定年退職までの期間を考えつつ返済計画を立てなければなりません。

常にリストラの可能性を孕んでいるこのご時世では、「40代でも退職金があれば何とかなるから、35年ローンを組んで月々の返済を楽にさせよう」という考えは危険です。

「いい年代になったのだから、それなりの家を!」と背伸びしたくなる人も多いのですが、自分たちの現実的な返済計画を踏まえた上で予算を立て、それをオーバーしないように考えていきましょう。

以上のライフイベントを踏まえた上での40代向け生活ポイントは、

  • 収入が上がっても、分相応な生活をする。
  • 配偶者も収入を得る・収入を増やすための努力をする。
  • 老後資金など、使うタイミングがかなり先となる資金については投資信託などでの運用も積極的に考えていく。

などといったものが挙げられます。

投資信託を始めるのであれば、老後資金を使うのが賢いやり方。

40代にとって老後資金はまだまだ使わない資金ですよね。使うタイミングが来るまでミドルリスクの投資信託を活用して資産運用を考えていきましょう。

投資信託の例を挙げると、不動産投信に期待できる利回りは約3~8%。

これに元手300万円で20年間投資した場合の資産シミュレーション結果を見てみると、たとえ利回りが低めの年率3%であっても、その運用結果は540万を超えてかなりの増加になります。5%の利回りなら796万円ですね!

これはあくまでシミュレーション結果の一例にすぎませんが、預貯金では絶対に期待できない数字が資産運用で見込めるのです。

もちろん投資ですから、必ずしも利益が出ると確約されているわけではありません。

しかし、投資信託は株式投資のように「ある日いきなり紙くず同然の価値となってしまった!」というようなリスクは極めて低いため、安心感を持ちつつじっくり腰を据えて投資できる大きなメリットがあります。

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